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今日は、皆さんが射出成形を金型から依頼する際に、一番気になる「金型代」についてです。

金型を依頼する場合に、試作用にアルミ金型など簡易金型にすると費用が抑えられるというイメージがありますが、実際に量産用の鋼材を加工するよりも短時間で済み費用が抑えられるというメリットがある反面、耐久性がないので、少し量産をしていくと使用が困難となり、新たに製作しなおすということもあり得ます。

金型の使い道をどのように使用していくかをよく検討されて、的確なアドバイスをしてくれる業者に依頼されることは、費用やトラブルを抑えるという面で非常に重要なポイントです。


さて、今回は一時しのぎ的に金型代を抑えるとうことではなく「金型費用を抑える基本的なポイント」を少しでも知って頂き、デザイン段階から一番初期費用のかかる金型製作を意識してほしいという思いで書きました。

金型費用を抑えるポイントの中から、今回は費用面で大きな差ではない場合もありますが、あなたが企画する樹脂製品の表面に表示した「凹凸文字は、どちらがお得なのか?」をお知らせします!


下の写真をご覧下さい。

板上のプラスチック製品に左のオレンジ板には、文字マークを凸に表面より出っ張らす」「右のグリーン板には、文字マークを凹にへこます」ということで、金型に文字マークの彫刻加工をしてみた例です。

3DCADの練習を兼ねて、書いてみました!(笑)

彫刻文字の凹凸比較図
プラスチック製品に文字やマークを印刷ではなくプラ自体に付けたい場合、この2つの凹凸の加工違いで金型彫刻加工代は同額にはならず、どちらかが費用面でお得となります。

ちなみに、製品代はどちらでも一般的には変わりません


答えは、そうです......「左オレンジ板の凸文字の方が、安く済みます!」


理由は、以下の通りです。

左オレンジ凸文字は、文字マークだけその形状を金型に彫り込むだけ。

右グリーン凹文字は、文字マーク以外の面を文字マークを残して全て削る。
              もしくは、凸文字マークを入れ子加工する


業者により上記の答えが全てではないという場合もありますが、金型に文字やマークを加工する際に、
ご参考にして頂ければ幸いです。

では、また!



射出成形まわりの樹脂・成形・金型などの投稿をはじめ、今話題の3Dプリンター関連までお知らせできればと考えていますので、皆さまの「知りたい」にお役立て頂ければ幸いです。
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